ごみの分別方法を自治体連携で統一化しては


現在、日本の民間企業では、企業の体力と健全な経営を図るべく不良債権処理を推し進めております。しかし、不良債権処理を最も進めなくてはならないのは、むしろ特殊法人、国、自治体といった公金を財源とした団体であると指摘する声があります。国土の均衡ある発展を錦の御旗に掲げ、日本国中何処に行っても同じサービスを提供できるように国に税財源を集め、補助金による縛りを与えながら町づくりを進めさせてきた結果、身の丈を超える施設などが各地に設置され、維持費や投資に見合う整備が進まず、財政圧迫していることなどがその例といえるでしょう。
こうした状況の中で、地方自治体の多くが地方分権を進めるように国に働きかけていることは周知の通りであります。今後は分権化を睨み、横並びサービス型の発想から脱却し、自治体間のサービス格差を是とした上で、地政学的状況、文化的背景を鑑みながら、魅力ある自治体創造へ戦略をもって臨んでいくことが肝要であると考えます。その際の前提となるべき目標は財政確保であることは言うまでもありません。
一方で、人間生活に密着したものであり、かつ民間運営では現時点困難と思われるゴミ処理や医療事業などにつては、自治体間が共同して問題解決にあたらざるを得ないもの、またはそのほうが効率的なものもあります。一部事務組合などがその例でしょう。しかし、時代の進展と共に制度改正や、ソフト・ハード両面の技術革新、民間の事業参入が進んでいるわけですから、効率性やコストパフォーマンスを鑑みて、すでに運営されている一部事務組合も時代に即応するように事業の見直しや民間委託、廃止も含め、改善していかなくてはなりません。
さて、今回の質問に際しては、西多摩衛生組合を構成する青梅市、羽村市、福生市の議員と共に超党派で、各自治体での分別方法やリサイクル方法などを調査研究してまいりました。その結果、可燃ゴミと不燃ゴミの分別方法が自治体間で異なっているにも拘らず、最終的に西多摩衛生組合で焼却処理されているものがあること。また、各自治体ごとにリサイクル品目が異なっていること。苦情処理や環境問題への取り組みなどで、各自治体の行政事務に少なからぬ負担があること。などが判明致しました。ちなみに町では毎年清掃費として10億前後が支出されております。今後は、ゴミの削減や環境問題も必要なことには違いありませんが、効率性やコストパフォーマンス面から捕らえ、ゴミの分別方法の広域での一元化を検討する必要があると判断すものであります。そこで、次の2点を町長に伺います。
(1)  瑞穂町、青梅市、福生市、羽村市それぞれの分別方法の違いや、リサイクル品目が異なるものもあるように伺っていますが、どこがどのように異なっているのでしょうか。
(2)  住民の利便性やコストパフォーマンスなどの観点から、将来的には西多摩衛生組合構成市町連携で、ごみの分別方法やリサイクル化への統一化を図れないものでしょうか。
再質問(予定)
@ 住居移転をした場合、各自治体ごとで、ごみの分別方法が異なるため、新たに移転先の自治体の方法に合わせる必要があることは、住民の当然の責務であります。しかし、瑞穂、羽村、福生、青梅の各市では、各市町間での住居移転が比較的多く、このケースでは、可燃ゴミの持ち込み先は西多摩衛生組合で一緒です。瑞穂町に移転されてこられた住民の中には「どうせ同じ所で燃やすのに、どうして分別方法が違うのか」また、「極力燃えるごみを出さないように分別しているのに、他の自治体では燃えるごみになっているものがある」など、指摘する声も私に届けられております。一方で、統一化を図る上では、コストパフォーマンスや各自治体での環境計画も視野に入れなくてはならないことなど受け止めております。先ほどの答弁から、こうした問題をしっかり把握されているものと推察します。そのことを踏まえながら4点に渡って再質問いたします。@先ほどの答弁の中では、西多摩衛生組合を構成する3市1町での可燃ゴミ、不燃ゴミの品目の違いや、リサイクル品目の違いなどにおいての具体的な品目が紹介されておりませんでしたので、ご提示をお願いいたします。A自治体間でごみの分別リサイクル化を統一化する場合、各自治体間でクリアしなければならない課題として、どういった問題が考えられるでしょうか。B瑞穂町としてはごみの分別リサイクル化の統一化がされた場合のメリット・デメリットを現時点でどのように分析されているのでしょうか。C羽村、福生、青梅の各市では、この統一化の問題に対して、どのように受けてとめているのでしょうか。
(終わりに)
前回の定例会で、町村合併について同僚議員からの一般質問に町長は「瑞穂町は単独で町づくりが行える力があるので、合併は考えていない」といった内容の答弁をされました。合併を視野に入れないのであれば、厳しい財政事情の昨今、今後は行政サービスの効率性やコスト削減をいかに図るかが重要であると考えます。今回ごみの分別について一般質問いたしましたが、西多摩衛生組合は地理的に瑞穂町住民に最も影響があるところに立地されておりますので、瑞穂町からの声や働きかけが大きく影響するであろうと考えます。今後の検討結果を受けて、財政面を含め、統一化のメリットなどが見えた場合、必要よっては町長がリーダーシップを発揮していただくことを期待いたしまして一般質問を終わります。


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